虚無日記

残念な人の残念な人による素敵な人のための日記

『使える脳の鍛え方』

ピーター・ブラウン、ヘンリー・ローディガー、マーク・ダニエル(依田卓巳訳)(2016)『使える脳の鍛え方』、NTT出版

またもや個人的主観に基づく抜き書き(書評というよりもはや備忘録である)

本書の提言(pp.9-12)
・学習はつらいほうが深く定着しやすい
・事実や概念や出来事を記憶から呼び出す「想起練習」が……効果的な学習法
・学習の間隔をあけて、少し忘れかけたころか、ほかの科目をいくつか挟んだあとに(想起練習を)する(括弧内私、というか原著を読んでないので何ともいえないが動詞が「する」というのは訳者のミスなのだろうか、それとも原著に do とあったのか)
・新しい知識を「より大きなコンテクスト」に当てはめることで、学習効果が高まる

「学習とは、過去に学んだことに立ち返り、絶えず情報を更新し、新しく得た知識と関連づけることの繰り返し」(p.28)

「想起練習は一回より複数回おこなうほうが高い効果が得られ、テストの間隔をあけるとさらによい」(p.39)

某山口氏の勉強法のようにテキストを何度も読むという受動的な学習より、自ら積極的に学習したことを間隔を空けて複数回思い出した方が、現在の脳科学的にはいいですよということを論じていた。
この結論へと至る過程が気になる人はぜひ買って読もう。

 

使える脳の鍛え方 成功する学習の科学

使える脳の鍛え方 成功する学習の科学

 
東大首席が教える超速「7回読み」勉強法 (PHP文庫)

東大首席が教える超速「7回読み」勉強法 (PHP文庫)

 

 

『イヌが教えるお金持ちになるための知恵』

ボード・シェーファー(瀬野文教訳)(2001年)『イヌが教えるお金持ちになるための知恵』、草思社

 

憲法の授業で准教授が「労働で自己実現する」ということを発言したとき、はっきり言って私は『何を言ってるんだお前は』という状態になった。
ヘシオドスの『労働と日々』やアリストテレスの『ニコマコス倫理学』で労働を礼賛するところがあるけれども、それもよくわからない。
というかヘシオドスに至っては『プラトン序説』にあるとおり、古代ギリシア神話の詩は人間の行為規範を示すいわば「法典」だし。
自分の周りを見てみると、お金を使ってる人より、お金に使われている人、もっと激しい言い方をすればお金の奴隷になっている人が多い。私は自由になりたいので、そんな奴隷になりたくない。

 

お金の法則(pp.13-4)
・お金とはそもそもあなたにとってなにを意味をするのかをはっきりさせること
・いちばん重要な目標を定めること。たくさんの目標リストからなぜこれこれこれだけを選び出したのか
・夢貯金箱を用意し、夢をかなえるためのお金をためる
・収入がふえただけではお金の問題は解決しない←「入るお金が多ければ、それだけ出ていくお金もふえるんだよ」(p.42)
・目標を定めたらそれに集中する
・サクセスダイアリーをつけ、うまくいったことを(小さなことでいいので、すくなくとも5つ)書きとめておく(括弧内私)

 

「たいていの人間はね、自分がなにをやりたいのか、なにがほしいのかよくわかってないんだよ」(p.36)
めちゃくちゃ心に刺さるマネー(イヌの名前です)の台詞

 

借金がある人は4つの原則を守ろう(pp.99-105)
①クレカを全部破り捨てる(あると持ってるお金より使っちゃうから)
②ローンは少しずつ返そう(もしローンを組んだとき、利息を払いたくないという気持ちから高い返済金にすると生活そのものが苦しくなる可能性がある)ピース又吉が出るNHKのオイコノミヤでローンが資本主義経済を爆発的に加速させたみたいな話があって面白かったな
③クレカで生活に必要なものを買うときの「フィフティーフィフティーの原則」(生活に必要でないお金の半分は貯金し、残りの半分を借金返済に当てる、借金を一気に全額払い終わって得られるものは何もない)※というか借金で物を買うな、お金を貯めて物を買え
④ほんとうに必要なのか自問する

 

「たとえば君が千円かせいだとしよう。それを分配したらいいんだ。大部分は銀行に入れる。そして残りの一部は夢貯金に回し、あとは使うことにする」(p.118)

 

「お金自体は人を幸福にも不幸にもしない」(p.167)

 

 

イヌが教えるお金持ちになるための知恵

イヌが教えるお金持ちになるための知恵

 

 

 

ヘーシオドス 仕事と日 (岩波文庫)

ヘーシオドス 仕事と日 (岩波文庫)

 

 

ニコマコス倫理学 (西洋古典叢書)

ニコマコス倫理学 (西洋古典叢書)

 
プラトン序説

プラトン序説

 

 

『ゲーテ格言集』

高橋健二編訳(1991)『ゲーテ格言集』、新潮文庫


個人的に、いい表現だなぁとか、面白いなぁとか、ためになるなぁと思ったことを主観的(恣意的?)に抜き出してみた。ゲーテいいよなぁ……、そんなよく知らんけど。

でもこれは格言ですわ。

 

「鉄の忍耐、石の辛抱」(p.7)

 

「われわれが不幸または自分の誤りによって陥る心の悩みを、知性は全く癒すことができない。理性もほとんどできない。時間がかなり癒してくれる。これにひきかえ、固い決意の活動は一切を癒すことができる」(p.84)

 

「義務の重荷からわれわれを解放することのできるのは、良心的な実行だけである」(p.85)

 

「気分がどうのこうのと言って、なんになりますか。/ぐずぐずしている人間に気分なんかわきゃしません。/……今日できないようなら、あすもだめです。/一日だって、むだに過ごしてはいけません」(pp.85-6)

 

「利己的でない好意的な行いが、最も高い最も美しい利子をもたらす」(p.87)

 

「われわれは結局何を目ざすべきか。/世の中を知り、これを軽蔑しないことだ」(p.157)

 

リンクのはちょっと違うのでページ数とか留意。

 

ゲーテ格言集 (新潮文庫)

ゲーテ格言集 (新潮文庫)

 

 

C94お疲れ様でした

平成最後の夏コミお疲れ様でした。

 

自分は2日目、西お26-aで作品を頒布させていただきました。

隣のブースがZUG様で、fafsさんの先輩である舟鷹様がいらっしゃり世界は狭いなとしみじみ思いました。S-Bahn様とも楽しく会話させていただきました。ありがとうございます。

 

さて、次の平成最後の冬コミも参加します。『撃墜王の忘れ物』の新刊も頒布しますので、ご期待くださいまし。

 

ところで、『撃墜王の忘れ物作者によるリパライン語報告書』で出てきたカール・シュミットですが、この人の政治哲学は非常に面白いので気になる方は是非読んでみてくださいね(という宣伝)。

 

カール・シュミット入門講義

カール・シュミット入門講義

 
陸と海と―世界史的一考察

陸と海と―世界史的一考察

 
政治的なものの概念

政治的なものの概念

 

 

彼の民主主義批判は非常に鋭いです。一読の価値はありますよ(民主主義批判を踏まえた上での、彼の独裁論は全然ですが)。

 

ではまた~~~。

1月8日月曜日(成人の日)の日記

1月8日月曜日

 今日は成人の日である。

 アルバイトで、ある学校の入試会場である某W大学へ赴き、受験生への応援をしに行った。

 午前6時に家を発つ。寒い。寒すぎて、ポール・寒エルソンになりそうだ。

 なんとなく一句詠みたくなったので、詠む。

 

 寒暁よ

 月が未だに

 まみゆかな

 

 防寒対策をしっかりしなければならないと切実に思った1日であった。

コミケ3日目おしながき

お久しぶりです。

当サークル†14th syndrome†はコミケ3日目(12月31日)の東ル13bにて頒布いたします

つきましては、以下におしながきを付します。参考にしてください。

撃墜王の忘れ物1→500円

撃墜王の忘れ物2→500円

私が書いた論文→500円

そして、サークル花の宮へようこその天野みなもさん(TwitterID、@amatuki7)の作品を委託します。

果てなきは空の彼方(新刊)→1000円

散り逝くは真紅に染まりし花→100円

Fermata:α(金色のゴルダ同人ゲーム)→100円

の以上、6作品です。

是非お立ち寄りください。よろしくお願いします。

2017年あけましておめでとうございます

 新年あけましておめでとうございます!

 今年もよろしくおねがいします。2016年は始動の年だったような気がします(冬コミに作品を出しました)ので、今年は躍動の年にしたいなと思います。

 躍動の年ということなので、冬コミに出した作品『撃墜王の忘れ物』を完成させ、そして、ゲームとして売り込んでいきたいです。

 去年も様々な方によるご協力によって活動をさせていただくことができました。感謝の念を忘れず、精進していこうと存じます。

 皆様、是非お体に気をつけて年始をお過ごしくださいね~!